高校中退は就職に不利か否か。面接官に理由を説明するべきか。
以前の記事でも書きましたが僕は、高校を2年で中退しています。
その後、高卒認定試験を受験し大学に進学しました。
そして、今は普通のサラリーマンをしています。
色んな事情で高校を中退する人は少なくありませんが、どんな事情で中退しても人生は続きます。
基本的には、近い将来「働く」ことになるのです。
「高校を中退した」という過去がその後の人生、例えば就職活動等に及ぼす影響がどれくらいあるのかということを感情論抜きでお話していきたいと思います。
進学しないで働く場合
高校中退でそのまま働く場合、当たり前ですが「高卒以上」が条件の職場では働けません。しかし、高卒以上が条件ではない仕事は世の中に無数にあります。そこで、一定の収入を得るためには専門的なスキルが必要な仕事がほとんどです。職人、アーティストetc...
僕には、高卒ではない知り合いもいますが、充実した人生を送っている人もいれば、「高校は必ず卒業するべき。高卒未満だと、あまりにも就職口が少ない。」と嘆いている人もいました。
「これで生きていく」という確固たる決意がある人にとっては、学歴は重要なものではないのかもしれません。
進学後、就職する場合
高校を中退したのち、大学や専門学校に進学した場合、最終学歴はもちろん大卒、専門学校卒となります。
しかし、一般的な就職活動をする場合、履歴書の提出と採用面接が、ほぼ100%あります。
そこで考えるのが、高校中退の経歴を記入するのか否かということです。
僕は、大学4年生のとき何社か採用面接を受けました。
その中で、高校中退の経歴を履歴書に記入しなかったこともありますし、正直に高校中退の経歴を明かしたこともあります。
僕の経験上、高校中退の経歴そのものが採用の合否に影響したと感じたことは一度もありません。
記入しないで不合格だったこともありますし、正直に話して合格したこともあります。
「なぜ辞めたのか?」
という質問に対しても、正直に「周囲に馴染めなかった」と話しました。
そのあとの人生についても、淡々と自分の考えを述べました。
高校を中退した事実を明かしたときに絶対にやめた方がいいことは「高校を中退した事実をごまかそうとする」ことです。
今の自分に対する自信のなさも見抜かれますし、ごまかそうとする不誠実さも印象を悪くします。
どうしても話したくない場合は、履歴書に記入しなければいいのです。
面接官が知りたいのは「結局、こいつはどういう奴なんだ?」ということだと思います。
それに対して、しっかり自分を説明できれば高校時代の経歴はあまり関係ないと思います。
ちなみに、卒業していない高校や大学を「卒業」と記入するのは学歴詐称になります。(当たり前のことですが)
合格後に詐称が判明した場合、内定取り消しになる場合があるので絶対にしない方がいいでしょう。
僕が、中退を明かさなかったときは
〇〇高校入学
〇〇大学入学
〇〇大学卒業
と記入していました。
履歴書の書き方としては、少々グレーですが嘘は何一つ書いていません。
とはいえ、僕の経験上そこまでして隠す意味もないのかなという気がしています。
企業の人間は、最終学歴は目を通すと思いますが、高校中退の経歴そのものにはあまり興味を示してないような気がします。
明らかに、現在の自分自身が与える印象が高校中退となにか因果があるような印象を持たせてしまったら別ですが。
まとめ
高校中退したという経歴はすぐに昔話になります。
自分自身にとっても世の中から見ても、「今の自分」がすべてだと思います。
決して綺麗ごとが言いたいのではありません。
逆に言えば、今の自分に武器となるものが何もなければ評価はされないということです。
過去をどう処理するかという考えは捨てて、今の自分を磨きましょう。