This Boy

26歳のリアル

高校中退のリアルについて語ります。

 

こんばんはA-rexです。

 

僕は、高校2年生の時に高校を中退しています。

 

日本では年間5万人以上が高校を中退しているそうです。

 

高校中退のリアルを実体験を通してお話していきたいと思います。

 

 

 

 

僕が高校を辞めた理由

 

僕は、小さい頃からどちらかといえば優等生でした。

友達もいたし、成績も悪くはなく、通っていた高校は、進学校と呼べる学校でした。

高校1年生のときは、クラスメイトとも仲が良く青春と呼べるときを過ごせていたのかもしれません。ただ、勉強は全くしなかったので成績は常にクラスワーストでした。高校2年生になりクラス替えをして、周囲のメンバーが変わり友達が出来ませんでした。徐々に「周りの人たちと自分はちがう」という想いをもつようになりました。それは、いわゆる中二病ではなく劣等感でした。別に周囲から攻撃されるようなことは1度もありませんが、なんとなく馴染めなかったのです。勉強にもついていけず、学校に通うのが辛いと思うようになり徐々に不登校になりました。「これが不登校の人の気持ちか~」とか思っていました。そして高校二年の途中で、ついに退学することを決めたのです。未だに、「なんで高校辞めたの?」という問いに上手く答えられません。理由を挙げるとすれば、「人間関係に馴染めず、つらかったから」ってかんじですが、それだけでは言い得ない、重たい気持ちがありました。

 

 

定時制高校という名のカオス

 

高校中退後、仕事をするのは嫌だったので、中退した高校の先生の紹介で、定時制高校に転入することになりました。

 

僕と同じタイミングで僕と同じように普通制の高校から転入する生徒が3人いました。

そのうち2人は、スポーツ系のさわやかな男子でもう一人は暗い雰囲気の男子でした。それぞれの親を交えた懇談会で印象的だったのは、親たちの「死んだような顔」でした。僕自身は、どちらかというと楽しみな気持ちの方が強かったです。「死んだような顔」をしていたのは普通制の高校に通っていた時かもしれません。

 

定時制高校は普通制高校とちがって、色んな背景を持つ人が通っています。

 

・ヤンキー

・ギャル

・オタク系

・親に愛されていない人

・おばちゃん

・普通の人(意外と多い)

 

etc....

 

 

 

 

象徴的な点が、「お前、なんで普通制の高校辞めたの?」という質問を一度もされなかったことです。

それだけ多様な背景を持つ人の集まりだということです。

 

結局は「ここにいても無駄だ」と思い、定時制も3か月で辞めてしまいました。

ただ、普通制高校と全く違う世界を見れたのは貴重な経験でした。

 

高校を中退してよかったこと

 

僕は、高校を中退せざるを得なくて中退したのですが、それを後悔したことは一度もなくむしろ、辞めてなかったらどうしようとすら思います。

 

具体的によかった点は

 

①皆より先に大人になれる(気がする。笑)

 

ただ、ドロップアウトしただけではありますが、自分の意志で人生を生きていくという意識が身に付きます。

 

②やりたいことをやれるようになった。

 

どうしても、高校生という身分に属していると、勉強、部活、友人付き合い等、「やるべきこと」に時間を支配されます。それは有意義なことかもしれませんが、結構疲れますよね。中退してしまえば、もうこっちのものです。自由です。お金はないかもしれませんが、時間と爆発寸前の自意識があります。逃げることへの気持ちよさと、挑戦することへの欲求を感じることができます。

 

高校を中退するデメリット

 

高校を中退することはマイナスな印象が強いと思います。

一番は学歴に関することだと思います。

最終学歴が高校中退では就職が厳しいとか。

確かに、そうかもしれませんが世の中には学歴が必須でない仕事は山ほどあります。そして、そういう仕事をしている人が不幸な人だということはありません。学歴があろうがなかろうが、本人の行動で人生は決まります。どうしても、学歴が欲しいのなら、通信制高校に通ってもいいし、認定試験を受け大学進学する道もあります。少なくとも「高校を中退する=人生終わり」ということは、絶対にないと思います。

 

 

まとめ

 

ちなみに、僕は定時制高校を辞めてから、1年ほどニートになりその後、認定試験を受け大学に進学、26歳になった今は一般企業で働いています。

17歳の時が人生のターニングポイントだったと未だに思います。

一口に高校中退と言っても、人によって色んな事情があると思います。

中退するにしても、しないにしてもそこからの人生の方が遥かに長いです。

一番大事なのは「自分が自分でいること」です。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。